にんにくの効果効能、黒酢にんにくの効果効能のひとつに「消化不良改善」というものがあります。にんにくで消化不良改善が期待できる理由について解説します。
1.にんにくが胃液分泌を活性化させる
にんにくに含まれるアリシンやアリシンは体内で、ジアリルスルフィド等のイオウ化合物を発生させます。
これらのイオウ化合物は胃の中で粘膜を刺激し、胃液の分泌を促進してくれるのです。
胃液が多く分泌されるということは、消化が活発に行われることになるため、消化不良を改善してくれることにつながるのです。
2.腸内の悪玉菌を減らして消化吸収能力を高める働き
にんにくに含まれるアリシンやアリシンは抗菌・殺菌作用があります。
腸内の悪玉菌である「大腸菌」や「ウェルシュ菌」を抗菌、殺菌してくれるのです。腸内の悪玉菌が減れば、腸内環境が良くなるため、消化吸収能力が悪玉菌が多い状態のときよりも向上するのです。
3.たんぱく質を分解する
さらに、にんにくに含まれるアリシンにはたんぱく質を分解する酵素が含まれています。
消化しにくいと言われているたんぱく質が豊富な肉や魚などを食べたときも、にんにくがたんぱく質を分解してくれるので、消化が促進されるのです。
まとめ
にんにくに含まれるアリシンやアリシン、またはそれによって発生するイオウ化合物には
- 胃液分泌を促進する働き
- 腸内の悪玉菌を減らす働き
- たんぱく質を分解する働き
があるため、結果としてにんにくは様々な角度から消化を促進してくれるのです。消化不良でお悩みの方はにんにくを摂取することをおすすめします。