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黒酢の効果効能、黒酢にんにくの効果効能のひとつに「疲労回復」というものがあります。黒酢で疲労回復効果が期待できる理由について解説します。

1.黒酢の有効成分「酢酸」がグリコーゲン生産を助ける

黒酢には「酢酸」という成分が含まれています。読んで字のごとくの「酢」の成分です。

人間は生活をする上で、エネルギーを消費します。いろいろな食べ物から摂取したブドウ糖をグリコーゲンという物質に変換して、貯えながらエネルギーとして消費するのです。このグリコーゲンが不足してくると「疲労を感じる状態」になってしまうのです。

この疲労を軽減する、回復するためには、グリコーゲンを増やす必要があるのです。ブドウ糖を直接摂取できるチョコレートなどが登山家などに好まれるのはこれが理由になります。

黒酢に含まれる「酢酸」には同じようにグリコーゲン生成を促進される効果があるのです。つまり、食事と主に黒酢を摂取することでグリコーゲンが多くつくられ、疲労を軽減できる身体になるのです。

2.黒酢の有効成分「クエン酸」が回すクエン酸サイクルとは

クエン酸サイクルとは、生きるために必要なエネルギーを作り出す体内燃焼システムのことで、ノーベル医学生理学賞を受賞した「ハンス・アドルフ・クレブス博士」によって発見されたものです。

クエン酸 → cis-アコニット酸 → イソクエン酸 → アルファケトグルタル酸 → コハク酸 →フマル酸 → リンゴ酸 → オキサロ酢酸 → クエン酸

と8種類の酸に変化し、量が徐々に減っていきます。

そして減った分がエネルギー、炭酸ガス(吸気)、水(尿・汗)となって燃えていくことになるのです。この仕組みがクエン酸サイクルです。

クエン酸サイクル上手く回らなければ、乳酸が貯まり、疲れやすい身体になってしまいます。

クエン酸サイクルをスムーズに回す一番手っ取り早い方法がクエン酸を摂取することなのです。そのため、クエン酸を含む黒酢が疲労回復・健康維持に重要な役割を果たすのです。

3.黒酢の有効成分「アミノ酸」もグリコーゲンの代わりになる

人間はグリコーゲンからエネルギーを生み出すと解説しましたが、実はグリコーゲン以外にも、脂肪やアミノ酸からもエネルギーを創り出すことができます。

そのため、運動を長時間行えば、脂肪が燃焼しエネルギーに代わるのです。同じようにアミノ酸からもエネルギーを生み出すことができます。

スポーツ飲料でアミノ酸配合というものが多いのはこれが理由なのです。

黒酢にもBCAA(分岐鎖アミノ酸)という成分が含まれているため、疲労が貯まってグリコーゲンが不足した場合にも、アミノ酸によってエネルギーを作ることができるのです。

まとめ

黒酢・黒酢にんにくには、「酢酸」「クエン酸」「アミノ酸」という3つの成分が多く配合されていることから、どれも別々の角度から疲労回復を助けてくれるのです。

上記のような理由から、黒酢にんにくサプリメントは「疲労回復に効果が高いサプリメント」と言えるのです。

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