にんにくの効果効能、黒酢にんにくの効果効能のひとつに「アンチエイジング」というものがあります。にんにくでアンチエイジングが期待できる理由について解説します。
1.アンチエイジングとは
アンチエイジングとは、老化を防止することを意味します。
老化の原因は、酸化ストレスというものが大きな要因であると考えられています。酸化ストレスとは活性酸素などの体の組織を酸化させてしまう物質による障害のことをいいます。
活性酸素は、人が生きていくうえで必要なエネルギー生産、侵入異物攻撃、不要な細胞の処理、細胞情報伝達など色々な機能に使われます。
しかし、必要より多い活性酸素は、生体構造・機能に重要な脂質・蛋白質・酵素やDNAを酸化させて生体構造・機能を乱してしまうのです。
余剰した活性酸素というのは、身体の色々な機能を酸化させてしまい、酸化ストレスを引き起こすのです。これが老化につながるというのが老化のメカニズムなのです。
また、活性酸素(フリーラジカル)は、ストレスや紫外線、タバコや化学調味料、排気ガスや過労などによっても発生すると言われています。これらも老化の原因になりうるのです。
2.にんにくは活性酸素を除去する効果がある
にんにくにはこの活性酸素を除去する効果があるのです。
にんにくに含まれるアリシンをはじめとしたイオウ化合物には、多くの抗酸化作用が認められているのです。
このイオウ化合物のい活性酸素を除去する効果が酸化ストレスを軽減し、老化を防ぐことにつながるのです。
にんにくのイオウ化合物による活性酸素の除去作用は、にんにくを熟成させることでさらに強力になります。AGE(熟成ニンニク抽出液)には強い活性酸素の除去作用が報告されているのです。
アンチエイジングの効果をより期待したい方は、にんにくを選ぶときに熟成にんにくを選ぶと良いでしょう。
にんにくにはこのイオウ化合物の他にも、抗酸化成分として知られるビタミンCやビタミンEが含まれていますし、体内の抗酸化物質であるグルタチオンペルオキシターザを活性化させる作用もあるため、様々な角度から抗酸化を促進することができるのです。
まとめ
老化の原因は体の酸化にあると言われています。
体の酸化を引き起こす活性酸素を除去する効果がにんにくにはあるのです。