にんにくの効果効能、黒酢にんにくの効果効能のひとつに「抗菌・殺菌作用」というものがあります。にんにくで抗菌・殺菌作用が期待できる理由について解説します。
1.にんにくの「抗菌・殺菌作用」とは?
にんにくには強力な「抗菌・殺菌作用」があります。
抗菌・殺菌の作用がある食用のものというと体内で働くものというイメージが強いのですが、にんにくの「抗菌・殺菌作用」は非常に強力で体外における細菌やウィルスに対しても、「抗菌・殺菌作用」があることが報告されているのです。
2.にんにくのアリシンが持つ「抗菌・殺菌作用」
にんにくに「抗菌・殺菌作用」があるのは、アリシンという有効成分があるからなのです。
元々、アリシンが「抗菌・殺菌作用」を持っているのは、にんにく自身が細菌やウィルスが身を守るために備わった自己防衛機能なのです。
3.アリシンの「抗菌・殺菌作用」が有効な細菌やウィルス
アリシンの「抗菌・殺菌作用」が報告されている細菌やウィルス
- ウィルス
- チフス菌
- 淋菌
- コレラ菌
- サルモネラ菌
- 胃潰瘍の原因菌であるピロリ菌
- 大腸菌O-157
- 炭疽菌
アリシンが分解してできるジアリルスルフィド(二硫化アリル)の「抗菌・殺菌作用」が報告されている細菌やウィルス
- カビ、細菌、微生物の成長を阻害
- 食中毒の原因菌であるカンピロバクター
にんにくの有効成分アホエンの「抗菌・殺菌作用」が報告されている細菌やウィルス
- 水虫
- カンジダ症
生のにんにくと加熱したにんにくの「抗菌・殺菌作用」を比較
- 生のにんにくの方が「抗菌・殺菌作用」は強力
紫皮のにんにくと紫皮のにんにくの「抗菌・殺菌作用」を比較
- 紫皮のにんにくの方が「抗菌・殺菌作用」は強力
まとめ
にんにくの有効成分アリシン・ジアリルジスルフィド(DADS)・アホエンには前述したような様々な「抗菌・殺菌作用」があります。
そのため、風邪やインフルエンザ、食中毒などのウィルスや最近が病原菌として、発症してしまう病気の改善や予防にも効果があると考えられているのです。
当然、強い殺菌力は大量に摂取しすぎると善玉菌である腸内細菌にも効果を発揮してしまうことがあるため、適量の摂取を心がけましょう。