黒酢にんにくの主成分のひとつ「黒酢」とはそもそもどんなものなのでしょうか?
黒酢とは
黒酢とは、醸造して作るお酢のひとつで、米酢(米黒酢)の一種として分類されているものです。
原料
原料として使われるのは米・米麹・水の3つだけです。
黒酢の製法
一般的には陶器の壺使って、1年~3年という長い期間をかけて、屋外で熟成される米酢が「黒酢」として定着していま
す。
しかし、2003年のJAS法改正では、1リットル当たりに使用する米(玄米等)の量が180g以上を超えていれば「黒酢」と
商品名として記載して良いことになっています。そのため、24時間~48時間で作れる安価な黒酢商品が増えているのですが、これは伝統的な製法で作られた黒酢と比較すると必須アミノ酸の量が段違いに少ないのです。
黒酢ブランド
「坂元醸造の黒酢」
もともと、黒酢というのは1975年に鹿児島県霧島市福山町の「坂元醸造」株式会社の坂本氏が伝統的な製法で作った米酢を「くろず(黒酢)」として販売したのがはじまりと言われています。
「坂元醸造」の黒酢は、薩摩焼の黒い陶器で、地下水・蒸し米・混ぜ米麹・振り麹を原料として、1年~3年もの期間熟成させたもので、一般的な黒酢と比較して含まれる必須アミノ酸の量が多いのが特徴です。
200年の歴史がある伝統製法と福山町の良質な水が実現するブランド黒酢が「坂元醸造の黒酢」なのです。
香醋との違いは?
黒酢は米を原料にした酢ですが、香醋は大麦やコーリャンなどを原料にした中国産の酢のことを言うのです。中国の黒酢といえば山西省産のものが良いとされています。原料が違うため、日本で販売する場合には「黒酢」ではなく、「香醋」として販売されているケースが多いのです。