黒酢の効果効能、黒酢にんにくの効果効能のひとつに「動脈硬化予防」というものがあります。黒酢で動脈硬化予防効果が期待できる理由について解説します。
1.動脈硬化も尿酸値が高い「高尿酸血症」が原因
通風が尿酸値が高いことがで発生することを知っている方も多いと思いますが、動脈硬化も尿酸値が原因と考えられているのです。
高尿酸血症の人は、過食、運動不足、肥満の傾向にあり、高脂血症、高血圧、糖尿病などを合併します。今まで高尿酸血症は、これらを合併して動脈硬化を促進すると思われていましたが、最近、尿酸値が高いこと自体が動脈硬化の危険因子になるとわかってきたのです。
つまり、「高尿酸血症」にならないように血液中の尿酸値を引き下げることが動脈硬化予防に重要なことなのです。
2.黒酢のクエン酸には尿をアルカリ化する作用がある
尿酸というのは、名前からわかるとおり「酸性」の物質です。
酸性の物質はアルカリ性の尿に良く溶けることになるため、尿をアルカリ化することで血液中の尿酸の排出を促進する作用があるのです。
クエン酸が尿をアルカリ化することは科学的に立証されており、痛風治療薬の「ウラリット」の主成分「クエン酸ナトリウム」も、「クエン酸」なのです。
クエン酸を多く含む食品には、梅干、グレープフルーツやイチゴなどがありますが、黒酢には他にも様々な効果があるため、動脈硬化予防・動脈硬化改善に注目されている成分なのです。
3.動脈硬化は生活習慣病である心臓病や脳梗塞の原因となる
動脈硬化はそれ自身が問題なのではなく、そこから発生してしまう心臓病や脳梗塞が問題なのです。動脈硬化を予防できれば、三大生活習慣病の「がん」「心臓病」「脳梗塞」のリスクも軽減できることになるのです。
まとめ
黒酢に含まれているクエン酸成分が尿をアルカリ性にすることで、動脈硬化の原因である「高尿酸血症」を引き起こす尿酸の排出を促進するのです。
黒酢は動脈硬化で悩んでいる方にも、生活習慣病予防を考えている方にもおすすめの成分と言えます。