にんにくの効果効能、黒酢にんにくの効果効能のひとつに「かぜ予防・改善」というものがあります。にんにくでかぜ予防・改善効果が期待できる理由について解説します。
1.かぜは万病の元
「かぜは万病の元」と呼ばれるぐらい、様々な症状を引き起こしてしまいます。
急性喉頭蓋炎、咽頭周囲膿瘍・咽頭後壁膿瘍、髄膜炎、心筋炎、レミエール症候群(感染性頸静脈炎)、慢性骨髄性白血病急性転化・・・
と挙げていけばきりがありません。
かぜは、様々なウイルスや細菌が原因となるため、数百種類の病原菌に対応できるワクチンをつくることは事実上不可能に近いものなのです。だからこそ、「かぜの特効薬を発見すればノーベル賞もの」と言われる病気なのです。
2.にんにくの有効成分が免疫力を高める
にんにくの有効成分である「スルフィド類」
にんにくを長期熟成して作る「SAC(S-アリルシステイン)」
という成分には様々なウィルスからの攻撃から身を守る免疫機能を高める働きがあるのです。さらに糖と脂質の燃焼をすることで体熱の産出を増やしてくれます。つまり、体の熱を消費して下げてくれる作用があるのです。
にんにくの有効成分が免疫機能を高めることにより、かぜの予防からかぜの症状の早期回復を助けるのです。
3.にんにくの有効成分は発汗を促進し、体温調節を計る
にんにくが作り出す
「MATS(メチルアリルトリスルフィド)」
「DATS(ジアリルトリスルフィド)」
には、PG(プロスタグランジン)という生理活性物質の供給を遮断する働きがあります。
PG(プロスタグランジン)という生理活性物質は、かぜをひいたときの体の炎症を感知し、体温を上げる作用があるのです。
PG(プロスタグランジン)を遮断することで、体温調節の中枢は血液の体温が高いと判断すると発汗を促進し、体温調整を行うのです。
汗をかけばかくほど、体温の調整が進み体温が下がるため、かぜの症状が回復することになるのです。
にんにくの有効成分はかぜの症状の回復促進にも一役かっていることになるのです。
まとめ
にんにくが持つ有効成分には
- 様々なウィルスに対抗する免疫機能を高める
- 身体の熱を引き下げ体温調節を行う
働きを持つため、かぜの予防、かぜの症状回復を促進する効果が期待できるのです。