にんにくの効果効能、黒酢にんにくの効果効能のひとつに「高血圧改善」というものがあります。にんにくで高血圧改善効果が期待できる理由について解説します。
1.高血圧は日本人に多い病気
高血圧というのは、日本人に多い病気として知られており、約800万人もの方が治療を受けているというデータがあります。
- 最高血圧:心臓が収縮して血液を送り出す時の圧力 140以上
- 最低血圧:心臓が拡張して血液が心臓内に充満する時の圧力 90以上
の場合に高血圧と診断されてしまいます。
高血圧はそれほど重大な病気ではないと思っている方も多いのですが、放置すると血管が硬くなる動脈硬化、狭心症、心筋梗塞や脳卒中などの発作の原因にもなってしまうのです。
2.ニンニクに含まれるメチルアリルトリスルフィドが血圧を下げる
ニンニクに含まれるメチルアリルトリスルフィド(硫黄化合物)は血小板の粘着力を弱めることで血液の流動性を高め、動脈の血管壁を広げる作用「抗血栓作用」があるのです。
そのため、血液が流れやすくなり、血管ないの圧力である血圧が下がるという仕組みになっています。
3.研究結果で降圧効果が報告されている
オーストラリア・アデレード大学の研究グループ
2009年著名な医学専門誌に「ニンニクには降圧剤並みに血圧を下げる効果が期待できる」研究結果を発表
研究内容
高血圧患者にニンニクのエキス(栄養補助剤)を1日あたり3.6~5.4㎎服用
研究結果
最大血圧が平均8.4㎜Hg、最小血圧が平均7.5㎜Hg下がった
まとめ
1日あたり3.6~5.4㎎というのは、1粒の半分程度の量です。それでいて、最大血圧が平均8.4㎜Hg、最小血圧が平均7.5㎜Hg下がるというのは、降圧剤と同等以上の効果と言えるのです。
明確な降圧効果が確認されているというのは、高血圧で悩んでいる方ににんにくがおすすめということに他なりません。試してみてはいかがでしょうか?