黒酢の効果効能、黒酢にんにくの効果効能のひとつに「アンチエイジング」というものがあります。黒酢でアンチエイジング効果が期待できる理由について解説します。
1.黒酢の有効成分「クエン酸」が回すクエン酸サイクルで酸化を防ぐ
黒酢の有効成分「クエン酸」には、身体をアルカリ性に保つ効果が期待できるのです。
老化の大きな原因となりうる酸化を防ぐことで、アンチエイジングにつながるのです。
黒酢の有効成分「クエン酸」が回すクエン酸サイクルとは、生きるために必要なエネルギーを作り出す体内燃焼システムのことで、ノーベル医学生理学賞を受賞した「ハンス・アドルフ・クレブス博士」によって発見されたものです。
クエン酸がいくつかの化学変化を起こしながら、再びクエン酸に戻っていくサイクルのことなのですが、このサイクルのなかで乳酸や酸性物質などを除去する働きがあるのです。
クエン酸サイクル
クエン酸
↓
cis-アコニット酸
↓
イソクエン酸
↓
アルファケトグルタル酸
↓
コハク酸
↓
フマル酸
↓
リンゴ酸
↓
オキサロ酢酸
↓
クエン酸
と8種類の酸に変化し、量が徐々に減っていきます。
そして減った分がエネルギー、炭酸ガス(吸気)、水(尿・汗)となって燃えていくことになるのです。この仕組みがクエン酸サイクルです。
- 黒酢の主成分である「酢酸」「有機酸」は身体の中でほとんどがクエン酸に変化します
- クエン酸は身体に蓄積されている乳酸、ピルビン酸などの酸性物質と結合して化学変化を起こします
- 化学変化を起こしながらエネルギー(ATP)を発生させます
- 体内に残っていた酸性物質が減少し、身体は正常なアルカリ性になります
クエン酸サイクル上手く回らなければ、乳酸が貯まり、疲れやすい身体になってしまいます。
同時に身体が酸性になる状態が続くことで、色々なところで老化が進んでしまうのです。老化を防ぐというためにも、クエン酸サイクルを上手に回して、身体をアルカリ性の状態に保つことが必要なのです。
まとめ
クエン酸サイクルをスムーズに回す一番手っ取り早い方法がクエン酸を摂取することなのです。そのため、クエン酸を含む黒酢がアンチエイジング・健康維持に重要な役割を果たすのです。