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黒酢の効果効能、黒酢にんにくの効果効能のひとつに「血糖値上昇抑制」というものがあります。黒酢で血糖値上昇抑制効果が期待できる理由について解説します。

1.黒酢の有効成分「酢酸」が食後の血糖値上昇を抑える

黒酢には「酢酸」という成分が含まれています。

「酢酸」という酢の成分には、胃から腸への移動を遅くする効果があるとされているのです。胃で消化させる時間が長くなるため、血糖値上昇のピークを低くできるのです。

さらにご飯などのデンプンは2糖類分解酵素という酵素によって、麦芽糖からブドウ糖へ変換され、体内に吸収されます。「酢酸」にはこの2糖類分解酵素の働きを抑制する効果があるのです。その結果として血糖値上昇を抑える効果がるとされているのです。

研究結果

健康な成人女性12名に「白米+お酢なしドリンク」「白米+お酢ドリンク(食酢15ml)」「白米+ワカメの和え物(酢なし)」「白米+ワカメの酢の物(食酢15ml)」それぞれ用意し、摂取後 15分、30分、120分に血糖値を測定したものです。

「健常な女性における食酢の食後血糖上昇抑制効果」グラフ

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出典:日本臨床栄養学会雑誌 2006

まとめ

黒酢・黒酢にんにくの「酢酸」成分は食後の血糖上昇を抑制する効果が期待できます。

血糖値上昇のピークを引き下げることができるというのは、糖尿病の方やダイエットをする方にも効果的と考えられます。

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